I章:構造の分解
メロディ編 I章「構造の分解」では、メロディを理論的に考察するとはどういうことなのか、その基本を学びます。音の高さ、長さ、半音・全音の関係など、メロディの特徴を分析するための基礎アイテムが解説されます。
II章:旋律と和音
メロディ編 II章「旋律と和音」では、主にメロディとコードの関係性について学んでいきます。よりハイレベルな目線で、メロディを考察していくことになります。
III章:音階の探究
この章では、ひたすら音階の知識を広げていきます。臨時記号を伴うメロディラインや、独特なキャラクターを持った「教会旋法」について。
IV章:シェルの研究
この章では、「シェル」に関する理解をより深くしていきます。1・3・5・7度以外の濁りを伴う度数をどうメロディで活用するか。また、従来の理論でAvoide Note(回避音)と呼ばれる音の活用法についても解説します。
V章:ハーモナイズの解剖
メロディが先にあって、そこにコードを付けていく作業、いわゆる「ハーモナイズ」を理論的に解剖することで、コード理論からは発想しにくい可能性を探索する上級者向けの章です。コード編V章と同じく、通常のポップスを作る分にはこのレベルの理論化は必要ないでしょう。メロディ編・コード編IV章までの知識がしっかり入っているのが前提になります。