ある音や音階が、現在のキーに対して「臨時記号の伴わないもの」であること。
例文 | 「III7において♭13のテンションは、キーに対してダイアトニックとなる」「パラレルマイナーコードの使用に際して、セブンス部分やテンションは元のキーに対してダイアトニックな音を選ぶことも出来る」 |
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対義語 | キーに対してノンダイアトニック |
登場 | コード編 ⅠII章 |
参照 | シャープファイブの和音 / テンションコード ❸ |
メロディ上のある音が、あたかもある方向へ“進みたがっている”かのように感じられる特性のこと。その進行方向に沿ってメロディを進めると聴き手に着地感や安心感が生ずる場合に言う。
傾性はメロディの各音それぞれによって異なっており、また同時に鳴らすコードによっても影響される。また、強めの傾性を有している音のことを「傾性音(Tendency Note)」という。
例 | 導音は、主音への傾性を持った傾性音である |
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登場 | メロディ編 I章〜 |
参照 | 半音進行と傾性 |