ジャズ篇におけるスケール(モード)名の前につく音名(アルファベット)の意味は?また、ジャズ篇における「キー」という概念について

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  • このトピックには4件の返信、3人の参加者があり、最後にyutayutaにより5年、 3ヶ月前に更新されました。
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  • スバル
      スバル

      非常に断片的な文章になってしまうかもしれませんが、ご容赦いただければ幸いです。

      最初に簡単にまとめると、

      ジャズ篇において、「スケール名の前についているアルファベット(音名)」と
      「音階の始まりの音」が一致していない時がある

      というのが疑問点です。

      まず対比として、メロディ編Ⅲ章の教会旋法を例に出します。
      例えば、ドリア旋法などの紹介では

      Aドリア旋法=ラシドレミファ#ソ

      というように、「【A】ドリア旋法」の【A】は、スケール(モード)の「始まりの音(モーダルトニック)」
      を指し示しているかと思います。

      対して、

      モーダル・インターチェンジ


      などにおいては、【C】ミクソディアン、【C】ドリアン、【C】ナチュラルマイナー(エオリアン)
      と書かれているにもかかわらず、Bbからスケールが始まっています。

      推測しますが、
      このページでは
      「Bbコードがどのスケールから由来するか?」について書かれていることを踏まえると
      由来となっているスケールを「並び変えて」
      コードのルート音から音階を記していくということでしょうか?

      また、先のページの中で
      >以降は、Cメジャーキーを例にとって進めていきます。
      と書かれていますが、
      私の中での「Cメジャーキー」のイメージと
      先ほど例に挙げた【C】ミクソディアン、【C】ドリアンとの
      整合性が取れずに悩んでいます。

      スケールの由来ということを考えると
      それぞれ、【C】ミクソディアン=キーF(のⅤモード)
      【C】ドリアン=キーBb(のⅡモード)
      が由来ではないのでしょうか?

      言うなれば、キーという言葉そのものが、イオニアンかエオリアンを指すというイメージで
      読み進めているので、違和感があります。

      「キー」という言葉の意味合いが途中で変化したのかなと思い、関係ありそうなところを読み漁っていますが
      見当たらず、やむなく投稿します。
      コードスケール理論まとめのところで
      『「メジャースケール」は「キー」を象徴する』という言葉がありますが
      分かるような、わからないような~…という感じです。よろしくおねがいします。

      冗長な文で分かりにくかったら、すみません…

      スバル
        スバル

        引用URLについて
        「#2.パラレルマイナーコードを解釈する」のリンクをクリックしたうえで、URLをコピーしたのですが、
        投稿上ではアンカー?は反映されないようですね。
        反映された方が引用するうえで便利かとも思いますので、併せて報告しますm(__)m

        plugmon
          plugmon

          まず前提として、ジャズ理論は前半の「基本的なジャズ理論」、中盤の「コードスケール理論」、そして終盤の「リディアン・クロマティック・コンセプト」の3つに分かれています。そしてこの3つはそれぞれ微妙に理論の構築法や考え方が異なっています。

          「モーダルインターチェンジ」は、どことなくいかにもコードスケール理論に属しているように見えますが、その実この二者はまったく繋がりはなく、むしろ根本思想が大きく異なっています(この差異・齟齬については、「コードスケールの適用」や「キー非依存のモード交換」で少し解説しています)。

          そこをハッキリさせる意味も込めて、「モーダルインターチェンジ」はCSTよりもずいぶん手前に紹介をしています。したがって、「モーダルインターチェンジ」を理解する際に、CST特有の「第Vモード」といったアイデアを持ち込むと整合性が取れなくなるのは当然です。

          B♭の例でC MixoやC DorianがB♭から始まっているのは意図的なもので、「今やっていることはCSTとは異なる思想系列のものです」ということを読み返した人たちに向けてほんのり示唆しています。(ですからここで違和感を生じたということは、ある意味CSTのアイデアがしっかり身についている証拠と言えるかもしれません😎)

          ひとまず、CSTとモーダル・インターチェンジの発想は互換性がないことをふまえ、CSTの思考法を一旦すべて取り払ったうえで改めて記事を読んでみてほしいと思います。

          ごはん。
          スバル
            スバル

            色々忙しく、長らく返信が滞ってしまい、申し訳ありません。

            >C MixoやC DorianがB♭から始まっている
            ことの意図は理解いたしました。

            また、ジャズ篇の3部構成のお話から考えますと、ジャズ篇全体を俯瞰した場合
            「キー依存→キー非依存へ」という話の流れになっていて、「モーダルインターチェンジ」
            の段階ではまだ「キー依存」の考えで話が進んでいるのかなと理解したのですが、問題ないでしょうか?◆

            腑に落ちないところがあり、まだまだ表面的な理解かと思います。
            というのも、スレ題の後半に書きました、『「キー」という概念』
            がそもそも覚束ないため、キー依存も非依存もどことなく腑に落ちないのかなと思っています。
            まずはそこから解消していただけますと幸いです。

            私が明確に疑問点を示せなかったため、長らく投稿できず申し訳なかったです。
            一投稿が長くなってしまうのも気がひけますので、「◆」に対してご返信いただいた後で、
            現段階での私のキーの理解を述べたいと思います。宜しくお願い致します。

            ごはん。
            yuta
              yuta

              また、ジャズ篇の3部構成のお話から考えますと、ジャズ篇全体を俯瞰した場合
              「キー依存→キー非依存へ」という話の流れになっていて、「モーダルインターチェンジ」
              の段階ではまだ「キー依存」の考えで話が進んでいるのかなと理解したのですが、問題ないでしょうか?

              まさにそういうことです! 最近、そこを分かりやすくするために章を分けた方がいいのかな?とも思い始めています…。
              「キー」という言葉は確かに、長調/短調のクラシック世界観が前提にあると思うので、ジャズ的・モード的なアイデアを扱っていく中では「キー」という言葉をもっと繊細に扱って書くべきだったかもしれませんね。ちょっとそこは本編の改善課題のひとつにしたいと思います🙋‍♂️

              ごはん。
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