丸サ進行の変形について
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2024.3.31 17:56
お世話になっております。
リズム編 Ⅱ章:リズムの発展 ポリリズム の「複数のリズム?」にある音源がとても好きなのですが、コード進行がわかりません。
質問としましては
① この循環コードの最後のコードは何なのか
② どのような理論をもとにそのコードが採用されたのか
の2つになります。
分析した限りでは、Key=Cの ⅣM7-Ⅲ7-Ⅵm7-? の循環コードで、丸サ進行がもとになっていると考えました。
最後のコードは音を聞いた限りⅥM7(9)だと思ったのですが、そうなるとダイアトニックコードでもなければセカンダリドミナントやモーダルインターチェンジでもなく、腑に落ちません。
そして、最後のコードに入った瞬間、雰囲気がガラッと変わったことの説明ができません。
わかる方がいらっしゃいましたら、教えていただきたいです。
また、いつもSOUNDQUESTで楽しく勉強をさせていただいております。中の方、本当にありがとうございます。
2024.3.31 23:33自分の音源なので自分が答えます(^q^)
そのコード進行の最後は、♯IVm7です。メロディで9thの音も通っているので、元の調からするとド・ファ・ソの3つにシャープがついた状態にその時だけ移行しています。
この音源自体が実はコード編V章「パラレル・メジャー」の記事から流用したもので、技法の説明もそちらに詳しく書かれています。
個人的な印象として、♯IVm7は本来VImやIVΔ7、もしくは♯IVø7が来るような場所にサプライズで登場させる使い方がよくハマるイメージです。この3つのコードはいずれもラ・ミを構成音に持つので、♯IVm7においてもラ・ミを表に出すことでまるでそれらのコードであるかのような“扮装”をして、調性の揺らぎを抑えることができます。
せっかくなので、記事に載せきれなかった用例を紹介します:
♪ザ・なつやすみバンド – 『Odyssey』Aメロ
♪スピッツ – 『未来未来』 Bメロ
『Odyssey』は普通なら♯IVø7が来そうなところに、『未来未来』 は普通ならVImが来そうなところに差し込まれていて、意外性を生み出していると思います。
2024.4.1 20:16yutaさん、お返事ありがとうございます。このサイトの製作者さんなんですね。
SoundQuestで勉強しはじめて、やっと曲が作れるようになりました。本当にありがとうございます。
パラレルメジャーの記事、拝見しました。
♯IVm7について、とてもスッキリしました。シャープが3つもついたら世界がガラッと変わりますね!
追加の用例もありがとうございます。どちらも急に変なことが起きている感じがかっこいいです。
コード編はⅣ章まで勉強して満足していましたが、この機会にⅤ章にも挑んでみようと思います。
また、これはお手隙であればお答えいただきたいのですが、yutaさんはこれだけの数の楽曲分析をどのように管理しているのでしょうか。
いろいろなジャンルの、膨大な数の曲がSoundQuestで取り上げられていますが、「あの曲は#Ⅳm7がかっこよかったな」「あの曲は実はボサ・クラーヴェのリズムになっているな」など、ひとつひとつ記憶されているのでしょうか。
音楽理論の勉強を始めてから楽曲分析の重要性をひしひしと感じているのですが、それを楽曲制作の際にそれを引っ張り出せるかと言われると難しいです。
ぜひ参考にさせていただきたいです。
2024.4.4 15:17楽曲分析については、音楽アプリにコード進行別のプレイリストを作ったり、メモ帳アプリにメモしているものもあります。
ただ♯IVm7のような“レアキャラ”に関しては、遭遇した時の衝撃がけっこう強いので、そのインパクトでそのまま記憶に残っていたりします(*・v・*)
やっぱり自分で分析して見つけたものというのは忘れにくい気がします。2024.4.8 17:41お返事ありがとうございます!
そうなんですね。SoundQuestに載っているようなものを僕自身でも作ってみようと思います!
やはり、自分でも見つける様に分析してみます!
ありがとうございました!
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