曲の拍子が7拍子という特殊な部類で、これは「変拍子」といいます。それから解説動画にあるように拍を5分割、7分割した音符は「5連符」「7連符」などと呼ばれ、それがこのリズムの複雑性の一端を担っています。この「連符」が英語でTupletsです。
この曲は7拍子という不思議な拍子の中に不思議な連符が散りばめられているという「入れ子構造」になっていて、この「入れ子」が英語でNestedです。
そしてこれは「複数のアクセントを持ったリズムが同時に演奏されている」とみなせますが、そういう技法は「ポリリズム」といいます。Polyriddimという曲名はそこからきたのでしょう。
つまりこのリズムの特徴をまとめて端的に表すと、「変拍子と連符のポリリズム」ということになります。変拍子、ポリリズムについてはいずれもリズム編II章に記事があります。