なかなか難しい質問です。実際にはI章の段階で、「付加和音と濁りの活用」の記事にて、詳しいコードネームなどにはふれずに「7°の付加」という言い方でセブンスコードと実質的に出会ってるんですよね。
そしてII章ではそれをコードネームを使って正式に紹介するという二段階構造になっています。
電子音楽系の目安をI章までとしているのは、この「付加和音と濁りの活用」の記事を参考にして作曲を続けているうちに、自ずとセブンスコードを使えるようになるだろうという想定のもとです。
一方でII章のセブンスコードの記事の重要度を90としているのは、あくまで音響としてよく使うから数値が高いのであって、「マイナーメジャーセブンス」「ドミナントセブンス」といったコードネームの暗記必要性があるかというと微妙です。
数値もゴール設定も(そして電子音楽という括りも)目安にすぎないため、こういった「ぶれ」のようなものは必然的に生じてしまいます。
V章だろうとVIII章だろうと学んでマイナスになることはないわけなので、けっきょくは優先度の問題ですね。
自分の中でサウンド面や打ち込み技術の方に追求の余地を感じる限りは、II章以降の内容は後回しにし続けてよいのではと思います。