メジャー以外の接続系理論について

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  • 無能
      無能

      はじめまして。理論の感覚をいまいちつかめない初心者なのですが、接続系理論について質問があります。
      接続系理論はすべてメジャーダイアトニックのディグリーで説明されていますが、メジャー以外の場合はこの理論には当てはまらないという事でしょうか。
      例えば、E型の説明で、Ⅳ→Ⅵmが静かな感情の露出で、Ⅳ→Ⅵm→Ⅴ→Ⅴという流れが紹介されていましたが、マイナーキーの曲の場合はどう考えればよいのでしょうか?
      おなじディグリーの動きⅣm→Ⅵ→Ⅴm→Ⅴmが同じ効能なのでしょうか?それともあくまでこの理論の考え方の主軸はメジャーであって、クオリティチェンジや平行調などで考えるのでしょうか?
      前提の理解が出来てない初歩的な質問なのですがよろしくお願いします。

      plugmon
        plugmon

        (※ディグリー振りを間違えて投稿してしまったので、修正しました)

        その「Ⅳm→Ⅵ→Ⅴm→Ⅴm」という「短調のディグリー振り」は、自由派I章では紹介していないので、よそから仕入れてきた知識ですよね? それが不要な混乱を生んでいます。スッパリ忘れて頂きたいです。

        1章冒頭の「コード理論をはじめる」で、自由派ではそもそもメジャーキーとマイナーキーを区別せず、「2つでワンセット」と捉えることを述べています。そうする意義についても、そこで説明しています。「準備編」でもちょくちょくこれに関連した話はしていますね。

        「2つでワンセット」なので、「主軸はメジャー」というのは少し語弊がありますけども、概ねそう理解してもらって問題ありません。常にメジャーキーでのディグリーの振り方を採用し、マイナーキーは「VImがリーダーになっている世界」という捉え方で理解し、ディグリーを振り直すことはしません。(そういう意味では確かに、メジャーキーが主軸ですね。)

        つまりCメジャーキーとAマイナーキーという平行調関係の2調をわざわざ区別することはせず、事実上単一の調として扱っているということです。

        接続系理論の件ですが、考えてもみてください。Cメジャーキーで F-Am-G-Gという進行は「4-6-5-5」という数字が振られるわけですが、もしこれを誰かが短調だと捉えて「短調のディグリー」を振ったら「6-1-7-7」になるわけですよね。
        振る数字が変わったから、コード進行の効用が変わるんでしょうか? そんなわけはありません。数字なんて所詮数字でしかないのですから。

        「短調のⅣm→Ⅵ→Ⅴm→Ⅴm」というのは、Aマイナーキーで言えば「Dm-F-Em-Em」ですよね。これが「F-Am-G-G」と同じサウンドのコード進行になるはずがありません。それはCメジャーキー基準で「2-4-3-3」だと考えてください。接続系理論は、そうする前提で書かれています。

        無能
          無能

          迅速で丁寧な説明ありがとうございます。前提のモヤモヤしていた部分がハッキリいたしました。

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