ホーム › チャンネル › 音楽理論 › 自由派音楽理論 › 何故三度の和音はトニック代理になれるのか
Cmajarの三度,Emを例に取ります。このときの構成音はE,G,B,機能的に取ると中音,属音,導音(?????)。解決されるべき導音が含まれる和音がトニック代理になれるのは何故なのでしょうか。何方か教えていただけませんか?
なぜかを網羅的に説明できないのですが、まず構成音という観点から捉えるなら、ⅢmはⅠ△7の根音省略系と捉えることが出来ます。とはいえ、安定感の塊である主音が省略され、導音が加わっているわけですから、基本Ⅲmはドミナントとして機能してる方が多い気がします。トニック代理として機能する場面は、例えばⅣからⅢmという進行の時、ファ→ミへと解決が起こっているので聞いた感じだとドミナントではなくトニックとして機能しているように思えます。
補足させていただきます。
完全五度は非常に協和度が高い音程ですが、「非常に協和度が高い」とは「ほぼ同じ音である」ということでもあります。 それゆえに、各和音上の5thは「根音に属する音」となり自身のカーネルを失います。 (CmajorのEmを例とするなら、BはEとほぼ同じ音であるため、根音Eの補助として聴かれるということ)
これを踏まえて、導音の性質について厳密に述べるなら「導音はガイドトーンとして現れるときのみ傾性をもつ」となるでしょう。
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