「だいたい音感」から脱却する方法を知りたい

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  • かっぱまき
      かっぱまき

      自分は絶対音感も相対音感も、両方が弱くインストールされています。どうやら俗に「だいたい音感」というようですが、正直この微妙な音感のせいで困っています。

      絶対音感は、
      ・単音ならわかる(黒鍵はやや時間がかかる)
      ・CメジャーやFメジャーなどならメロの音がわかる

      相対音感は、
      ・音の高い低いがわかる
      ・インターバルはまだ不正確

      という感じで、ふたつともが弱くインストールされているようなのです。先日「The音感チェッカー」というサイトで調べたところ、絶対音感・相対音感両方ともA-でした。

      どっちかを伸ばせば役に立つし、なんなら両方を伸ばしてしまえばいいというのはわかるのですが、絶対音感トレーニングをすると頭の中で移動ドに変換されるし、相対音感トレーニングをすると固定ドで聞こえて、トレーニングがやりづらいです。

      またピアノで耳コピをするときもミスタッチや音の勘違いが多く、弾いててちょっともどかしく感じます。

      最近になって「だいたい音感」という言葉を知りましたが、情報量が少なく、どうすればいいのだろうとモヤモヤした気持ちです。

      もしこういう状況を乗り越えた、もしくはどちらか音感を伸ばしたという方がいたら、ご教示願いたいです。長文すみません。

      poca
      poca
        poca

        僕は相対音感のみに集中してトレーニングすべきだと思います。ジャンルにもよるのかもしれませんが、音楽をやる上で(例えば、耳コピや作曲、アレンジなど)絶対音感があればと思った場面は今のところないです。相対音感があればそれらをカバーできるからです。現段階で耳コピができない所があるというのならそこに相対音感の伸びしろがあるということですね。

        あと音楽は音と音の相対的な距離の違いによって作り出されるものであり、音高は重要ではありません。それは、このサイトを見ている方であればもうご存じだと思います。音楽理論を学べば、調性の中で音や和音がどう動くのか、主音とどういう距離関係をもつのかなどが重要であると気づきますが、それを把握するのはやはり相対音感です。例えば、絶対音感で、とあるコード進行を耳コピしたとしてもそれが4536や6451などディグリーネームとして認識できていなければ音楽を理解できているとは言えません。むしろ絶対音感に頼りすぎることで相対音感の成長が阻害される可能性もありますよね。例えば、maroon5のmemoriesというが楽曲ではパッヘルベルのカノンのメロディとコードを借用しているのですが、memoriesとカノンではキーが違うため音高で(絶対音感で)とらえると別物になる。聴覚上は同じメロディなのに、名前が違うというのは不合理ですし、もどかしいですよね。

        以上が、僕が絶対音感を捨てて相対音感を勧める理由になります。

        日本においてドレミファソラシドは音名として普及していますが、僕は階名として用いています。階名についてはメロディー編一章の音名と階名で詳しく説明されているのでそこを読んでいただければと思います。どの音から始めていもいいのでドレミファソラシド(全全半全全全半という距離関係を保って)を弾くとほとんどのひとはドレミファソラシドと聞こえるのではないかと思います。しかし、ちょっと複雑なドファレミドというメロディになると分からなくなる人もいるのではと思います。例えば、f#, b, g#, a#, f#という音を聞いたときに、相対音感が強ければドファレミドと聞こえます。もちろん音のインターバル的にソドラティソと読むこともできますが、それは後続する音によって決まります。f#, b, g#, a#, f#の後にe音が来ればソドラティソファになります。f音が来ればドファレミシになりますね。ややこしいかもしれませんが、中心音が定まるまではこのように階名を断定できないという状態が続きます。まあちょっと話が脱線しましたがこのドファレミドのような分からないメロディを分かるようにするために何をすればいいかというと、まず一つはその音程を歌えるようになるということです。

        例えば、ドファレミドという音程を楽器を使わず自分の歌いやすいキーでいいので歌ってみてください。歌えないということは音程感覚が身についていない証拠です。分からなければピアノで弾いてみてどこの音程が歌えないのか確認して歌えるようにしてください。あといろんなキーでドレミファソラシドと歌ってみたり、ド(レミファ)ソというように跳躍音程は間の音を頭の中で唱えるなどの方法があります。あとは書店かネットで童謡や民謡、合唱曲など歌いやすい楽譜を買ってそれを階名に直して歌うというのもよくやってました。(仰げば尊しくらいの短い曲からスタートするのがコツです)

        二つ目は聞き取りですね。これに関してはyoutubeで「かえるの音あそび」というチャンネルが良い動画を上げてるのでそれで訓練するのが良いかと思います。ネットでも聴音で調べるといくつか良さそうなのがありますね。あとは、音楽をいっぱい聞いてその都度階名にするとか効果的だと思います。

        ここまで長々と書きましたが、正直書き足りないくらい他にもいろんな情報があります。xで階名と検索すれば階名について熱心に情報発信している人もいます。正直一筋縄ではいかないので、積極的に自分に必要な知識を求めて情報収集するしかないですね。僕も他の皆さんにどうやって音感をつけましたかと質問したいくらいです。

         

        かっぱまきyuta
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