こんにちは。
すでに他の方が質問に回答されていますが、違うアプローチでの回答をさせていただきます。ご了承ください。
バイオリンなどの殆どの弦楽器には「開放弦」というものが存在します。それらは指板(黒い板)を指で押さえることなしに音を鳴らすことができます。バイオリンではその開放弦が低い方から「ソ、レ、ラ、ミ」となります。
色々と書きましたが、ひとまず「開放弦は弾くのがラクチン」ということを覚えておいてください。
そして次に#系のキーについて話します。あなたが言っていたとおり、DメジャーキーやAメジャーキーのことです。
それらの構成音を確かめてみましょう。例えばDメジャーキーでは「レ、ミ、ファ♯、ソ、ラ、シ、ド♯」となります。バイオリンの開放弦の音(チューニングの音)である「レ、ミ、ソ、ラ」がすべて入っています。このことから「開放弦が多い=指で抑える必要がないので楽に弾ける場合が多くなる」ということになるのです。
逆にフラットが多い曲ではどうでしょう?G♭メジャーキーの構成音は「G♭、A♭、B♭、C♭、D♭、E♭、F」と殆どの音に♭がついてしまい、開放弦の音(ソ、レ、ラ、ミ)は調の外の音になってしまい、「この調の楽曲を弾く際にはすべての音を指で抑える必要がある=弾きづらい」ということになります。(但しこれが成り立つのはファースト・ポジション(最も基本的な手の位置)の場合のみですので最終的にはどの調も対して差がなくなります。)
まとめとしましては「弦楽器には特有の「弾きやすい音」というものが複数あり、それがバイオリンの場合には♯系の調になる」ということです。
どうぞ疑問などございましたらお申し付けください。
それでは、楽しいバイオリンライフを🎻