4536進行の変形?

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  • parinko
      parinko

      ⅣM7-Ⅶm7(-5)-Ⅲ7-Ⅵmという進行があったのですが、これは4536を変形してツーファイブ進行にしたという解釈でいいんでしょうか?メロディ先行でリハモした可能性も考えられますか?

      あやたか
        あやたか

        こんにちは。
        その解釈でも概ね良いと思います。
        ただⅦm7-5はⅢ7へ進行しやすいサブドミナント的性質を持ちますので、ドミナントⅤの代理と捉えるより丸サ進行のⅣ-Ⅲ-Ⅵの隙間にサブドミナントのⅦm7-5を挟んでよりドラマチックな動きを出したと捉えても良いかと思います。
        ちなみにⅣ-Ⅶm7(-5)-Ⅲの動きはジャズで好まれる強進行(ひたすら4度上行を繰り返す)の中で頻出なものです。ジャズスタンダードの「枯葉」などはもちろん、JPOPでも西野カナ「会いたくて会いたくて」のサビなどに使用されています。作曲者はそうした使われ方も意識していたかもしれませんね


        parinko
        s

          定番のコード進行である4536を変形した、という解釈でもあながち間違いではないと思います。

           

          根拠として、根音省略という概念があります。解説は以下リンクにて。

          http://imion.jp/index.asp?id=181

          また、根音省略した和音と、その機能の比較についての興味深いスレッドがサイト内にありましたので、参考になればと思います。

          根音省略による機能同一視について

           

          もし4536の変形ではない、とした場合の解釈方法を一つ書かせていただきます。

          7→3→6は暗いながらも、parinkoさんの仰るように安定感のあるツーファイブワン(強進行)の繋がりです。

          一方で、4→7への跳躍はトライトーンのため、不安定さを感じますね。

          したがって、『サブドミナントの役割を持った4を進行の頭に独立して置いて、続く7で強い不安定さを演出したが、その違和感を736の力強い安定感でねじ伏せた』、という解釈もできそうです。

          4-7-3-6 あるいは 4-5-3-6 のようなイーブンの関係性ではなく、

          4:7-3-6 というようなイメージでしょうか。

          この解釈は曲のテンポや全体の展開次第で当てはまらないパターンもあると思います。

           

          メロディ先行でリハモした可能性について。

          メロディにを使う場合、ベースがだと五度の硬い響きがするから避け、にした、という場合ならありえるかもしれません。

          SoundQuestでいうところの、3rdシェルってやつですね。

          例えば、作曲者としての視点でこのコード進行を使う場合を考えるなら、ミ~レ~レ~ド~というアウトラインを使う場合などでしょうか。

          parinko感覚
          parinko
            parinko

            あやたかさん、月屑さん、教えていただきありがとうございます。勉強になりました。

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