「harmonics(倍音)」を確認する方法について
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play music !2021.7.18 12:02
補記
①B3とC4の周波数
を求める過程での記載の誤り訂正(誤)
どんどん割っていくと
370ヘルツ→G4♭
349ヘルツ→F4♭
→
(正)
どんどん割っていくと
370ヘルツ→G4♭
349ヘルツ→F4②今回のB3C4の調査をもとに、
「コードトーンの半音上が
嫌われる理由」で取り上げられた
「BCE♭G♭」と「BCEG」問題
に対していずれ見直しをかけて
みようかなと思ったりもします私としましては、BCの音程関係に対して
E♭とEの音が倍音とうなりの観点で
どのような作用をしているのか
興味が湧いてきました別の見方ができないかなぁ?と
やっぱりどこかで
ずっと気になっていたんですね笑play music !2021.7.22 07:24overtone singingのレポート第3号となります
「3.parallel movement」について
基音と倍音を同じメロディで
並行に動かしてみるex1.基音と第4倍音を並行
ex2.基音と第6倍音を並行それぞれの例における
基音と倍音の音程差が
常に一定ということで、
ここでは音程差の違いによる
響きの変化に着目してみようと思います「ソロボーカルを想定した
倍音アレンジを含めて考えると、斬新なものや、
民謡っぽいもの
(4度の音楽とか呼ばれるもの)など和音つけの発想の一つとして、
倍音の観点は強力だと思います。」とおっしゃられていた
ことを思い出してみます転回などによって
和音を構成する”音の配列”
を変えることにより
和音の響きが変化しますが、「特定の倍音を強調するような
和音つけの発想もある!」と解釈させて頂きました
overtone scaleを
もう一度ここに記して
みます基音を例えば「C1」とすると、
第2倍音:1オクターブ上の「C2」
第3倍音:1オクターブ上の「G2」
第4倍音:2オクターブ上の「C3」
第5倍音:2オクターブ上の「E3」
第6倍音:2オクターブ上の「G3」
第7倍音:2オクターブ上の「B3♭」
(平均律の音と少しずれている)
第8倍音:3オクターブ上の「C4」
第9倍音:3オクターブ上の「D4」
第10倍音:3オクターブ上の「E4」わたしが注目してしまうのは、
「第9倍音の『D4』音」です「undertone scale」から
導かれる「協和」の定義において、
長2度という音程は
「うっすらと協和している」感じに
なっているのでは?
と表現させて頂きましたが、「『C1』と『D1』を離して
響かせたら、
より強く協和するはずだから、
オクターブ上の方の『D』音を
試しに鳴らしてみて下さい!」というC1の第9倍音(D4)の”叫び?”
が聴こえてきそうです笑実際に、基音「C1」に対する
1オクターブ上の「D2」
2オクターブ上の「D3」
3オクターブ上の「D4」
の響きはC1の第9倍音(D4)が
強調されて、
長2度(C1-D1)の響きとは異なる
ように感じられます実例では、
例えばヴォサノバギターでは
Em7(9)を、
左手で
2弦3フレット
1弦2フレット
を押さえて、
他は開放弦(押さえない)という
押さえ方をしたりしますが…この押さえ方は
「1弦G♭の第2倍音
(1弦G♭の1オクターブ上のG♭)が
6弦Eの第9倍音
(6弦G♭の3オクターブ上のG♭)を
強調する構成になっている
からよく響くのか!」
という理解につながりました試しに上の押さえ方をして、
右手で6弦、2弦、1弦だけを
つま弾いてみてください^^続いてこの押さえ方を使って、
D6/F♯→Fdim→Em7(9)→A7(13)このコード進行をヴォサノバ独特
のヴォイシング(音の振り分け)で
弾いてみると、
なんともいえない重厚感のある
サウンドとなります①D6/F♯
左手で
6弦2フレット
4弦2フレットを押さえて、
右手で
6弦、4弦、3弦をつま弾く②Fdim
左手で
6弦1フレット
4弦1フレットを押さえて、
右手で
6弦、4弦、3弦をつま弾く③Em7(9)
左手で
2弦3フレット
1弦2フレットを押さえて、
右手で
6弦、2弦、1弦をつま弾く④A7(13)
左手で
2弦2フレット
1弦2フレットを押さえて、
右手で
5弦、2弦、1弦をつま弾くここからは、
parallel movementの音を聴いてみて
私の中でイメージされた印象
について述べさせて頂きますメロディラインは「荒城の月」
を思い起こさせ、
第6倍音を強調した音に
口笛のような
音色を感じました
これまでのscaleとは異なり、
音の厚みを感じますね!^^今回はここまで…
以上レポート第3号でした^^play music !2021.7.22 12:09申し訳ございません!!
以下の押さえ方の記載に
誤記がありました
せっかくのサウンドが台無しに…(^^;①と②が、6弦と4弦を押さえる記載
になっていましたが、
正くは6弦と「3弦」です以下の通り、訂正させて頂きます
★が訂正箇所となりますD6/F♯→Fdim→Em7(9)→A7(13)
このコード進行をヴォサノバ独特
のヴォイシング(音の振り分け)で
弾いてみると、
なんともいえない重厚感のある
サウンドとなります①D6/F♯
左手で
6弦2フレット
★3弦2フレットを押さえて、
右手で
6弦、4弦、3弦をつま弾く②Fdim
左手で
6弦1フレット
★3弦1フレットを押さえて、
右手で
6弦、4弦、3弦をつま弾く③Em7(9)
左手で
2弦3フレット
1弦2フレットを押さえて、
右手で
6弦、2弦、1弦をつま弾く④A7(13)
左手で
2弦2フレット
1弦2フレットを押さえて、
右手で
5弦、2弦、1弦をつま弾くplay music !2021.7.24 10:21overtone singingのレポート第4号となります
「4.scales on two fundamentals」について
2つの基音を使って
倍音にスケールを歌わせる「全音」と「半音」を
どのようにして構築するのか?Anna Mariaさんの信じ難い
ヴォイスコントロール!
もはやこの衝撃的な事実を
ありのままに説明することしかできません!ex1.基音を完全4度音程で上下に動かして、
倍音をメジャースケールにするex2.基音を長2度音程で上下に動かして、
倍音をリディアンスケールにする
(メジャースケールの第4音を
半音上げたスケール)ex3.基音を短2度音程で上下に動かして、
倍音をオリエンタルスケール(?)にする
(半音がたくさん含まれているスケール)ex1は
D4♯の基音に対して、
第4、5、6倍音を
順番に発声しA3♯の基音に対して、
第6、7倍音を
順番に発声していますなんで、交互にそれぞれの
倍音を順序よく出せちゃうんですか?
もう頭がおかしくなりそうです…
(^^;parallel movementで
基音と倍音を同じメロディで並行に動かせば
倍音にスケールを歌わせることはできるとは思うのですが…「倍音だけがスケールを歌う」
というところに、新たな挑戦が感じられます「2つの基音だけを使う」
という縛りの中で、
第4、5、6倍音がドミソである
ことを利用して
D4♯の基音でD6♯から始まる
「ドミソ」を作り…次に第6倍音の「ソ」を
完全4度下げて「レ」とし、
第6、第7倍音の音程差が
短3度(平均律の短3度より
少しだけ狭い音程差ではありますが)
であることを利用して、
D4♯の完全4度下の基音A3♯から
D6♯に対する「レとファ」
を作ったということになりますex2は
C4♯の基音に対して、
第4、5、6倍音を
順番に発声しD4♯の基音に対して、
第4、5倍音を
順番に発声しています「2つの基音だけを使う」
という縛りの中で、
ex1と同様に第4、5、6倍音がドミソである
ことを利用して
C4♯の基音でC6♯から始まる
「ドミソ」を作り…次に第4倍音の「ド」を
長2度上げて「レ」とし、
第4、第5倍音の音程差が
長3度
であることを利用して、
C4♯の長2度上の基音D4♯から
C6♯に対する「レと半音上のファ」
を作ったということになりますex3は
C4♯の基音に対して、
第4、5、6、7、8倍音を
順番に発声しD4の基音に対して、
第4、5、6、7倍音を
順番に発声しています「2つの基音だけを使う」
という縛りの中で、
C4♯の基音でC6♯から始まる
「ドミソシ♭ド」を作り、
C4♯の短2度上の基音D4から
C6♯に対する「レ♭ファラ♭シ」作った
ということになります最後に、
scales on two fundamentalsの音を
聴いてみて
私の中でイメージされた印象
について述べさせて頂きますex3につきましては、
非常に音楽的なメロディになっている
のですが、
1つの音が「突然分裂して2つの音になる」
という
あまりにも恐ろしい事態が起きていて、
私にとってはこれはもはや「ホラー」と
言っても差し支えありません!笑Anna Mariaさんは
最後に笑っちゃってますけど、
私の顔は恐らく恐怖のあまり
ひきっていると思います(^^;笑今回はここまで…
以上レポート第4号でした^^play music !2021.7.26 12:46約2週間にわたり
overtone singingにつきまして
レポートをさせて頂きましたが、
本日が最終レポートとなります^^「いつまで続くんだろう?」
と思われている方が
数多くいらっしゃることだろうと
容易に想像できますが、
このレポートをもちまして
おとなしくなると思いますので
ご安心下さいませ(^^;overtone singingの
レポート第5、6号となります「5.opposing movement」
「6.singing a folk song」何れも
「基音と倍音が別々のメロディを
歌い」1人で合奏(!)しちゃってます(^^;
「5.opposing movement」について
前半が
エオリアンスケール
(基音のラが♭6)
の反進行、
後半が
ミクソリディアンスケール
(基音のシが♭7)
の反進行
といったらいいのでしょうか?エオリアンスケールの方は
途中から
4度→長3度→短3度→短3度→長2度
の音程差で倍音が3連符を刻み、
もはや単なるスケールではなく
1つの音楽作品としての旋律
という印象を受けました
右手の動きも美しくて芸術的です!この3連符は、
基音も動きながら
倍音が必要としている音を
その都度自由自在に取り出しています
もう完全に頭がパンク!笑ところで、この反進行って
2つのメロディの離れ具合や
使用する音域によって
けっこう印象が変わるんですね
自分でも2つの実音で
実際に試してみました^^「6.singing a folk song」
これまでのテクニックを使って、
1人で2つの独立したパートを
同時に歌っちゃってます!第12倍音まで出ちゃってます!笑
どのパートを弾いても楽しいという
編曲上の原則も守られています!ハーモニーを保ちながら
対位法的な編曲をする場合は、
このような倍音技法が
ひとつのガイドライン
になったりもするのかなぁと
思ったりもしました最後となりますが、
overtone singingの全体を通して、
基音以外に
「第2倍音という音はかなり強く
響いているんだなぁ!」
という印象を受けました
(overtone analyzerの色が濃い!)以上で
overtone singingのレポート
終了となります^^—————————
〜あとがき~
(これまでのまとめ)世の中のほとんどの人は、
基礎からじっくり学ぶなどという
時間を与えられることもなく
突然目の前に現れた問題の解決を
迫られ、
自分が持っている知識や技術では
どうにもならないときに
「問題を解決してくれる道具を探す」
という事態に直面するのだと
思っております限られた短い時間の中で、
「なんとも理不尽な敵と闘う生活を
強いられている」と
想像しておりますが、
逆にそういう現実がなければ、
実用的な考え方や
実用的な知識が
身につかないということも
また事実です(^^;私は体系的な音楽理論
というものを持ち合わせて
おりませんので、
このような具体的な事象に
出会わなかったら
ここまで突き詰めて考えたり
調べてみたりすることは
決してなかっただろうなぁ
と思っております★★★
それでは、
overtone singingを通じて得られた
道具の「まとめ」となります
★★★「いまひとつ音が響いていない」
と感じたり、
「別の響かせ方はないかなぁ」
と感じた場合に、
これらの道具は何らかの
手助けをしてくれるのではないか?
と思っております^^■1.undertone scaleから導かれる
「協和」の定義G6という同一倍音を共有する
基音の音階(undertone scale)
を考えてみます低い音から順に並べると、
E3♭、F3、G3、C4、E4♭、G4、C5
(G6はそれぞれの基音の
第10、第9、第8、
第6、第5、第4、第3倍音)※A3の第7倍音は平均律のG6音と
少し異なる音なので、
undertone scaleの
構成音としておりません「同一倍音を共有している
2つの音は協和するはずだ」
と仮定すると、
以下の音程は全て「協和」の
関係にあると定義されます
C4、E4♭→短3度
C4、G4→完全5度
C4、C5→完全8度
E4♭、G4→長3度
E4♭、C5→長6度
G4、C5→完全4度
G3、E4♭→短6度
F3、G3→長2度※ただし、F3、G3の長2度は
それぞれの第9、第8倍音で
G6を共有しているため、
「うっすらと協和」している
関係にあるといえます■2.️「協和」と「不協和」
①完全協和音程
(完全4度、完全5度、完全8度)
2つの音が
2つの同一倍音を共有している
音程(具体的例は注1を参照)
※第6倍音までを考えた場合です
※完全8度は3つの同一倍音を共有②不完全協和音程
(長3度、短3度、長6度、短6度)
2つの音が
1つの同一倍音を共有している
音程(具体例は注2を参照)
※第6倍音までを考えた場合です③不協和音程
2つの音が同一倍音を共有せず、
場合よっては「うなり」を伴う音程
→2つの音の倍音の周波数の差で
「うなり」ます!
→高次の倍音ほど忙しく
「うなり」ます!
→「うなり」のスピードが
早すぎると、「うなり」として
認識できなくなります※︎注1
完全協和音程の例
(◎と○が2つの音が共有している音)
C ♪
→ C ➕C'(2)➕G'(3)→◎ ➕C”(4)➕E”(5)➕G”(6)→◯
➕etc…G ♪
→G ➕G'(2)→◎
➕D'(3)➕G”(4)→◯
➕B”(5)➕D”(6)
➕etc…※注2
不完全協和音程の例
(●が2つの音が共有している音)
C ♪→ C➕C'(2)➕G'(3)➕C”(4)➕E”(5)→● ➕G”(6)➕etc…E♪→
E➕E'(2)➕B'(3)➕E”(4)→● ➕A♭”(5)➕B”(6)➕etc…カッコ内は基音に対する
相対的な周波数(=倍音の序数名)
C’はCの1オクターブ上の音
C”はCの2オクターブ上の音■3️.倍音を強調するヴォイシング
(音の振り分け)の例例えば、
①オクーブユニゾン
(第2、4、8倍音を強調)②長2度の「レ」ではなく、
オクターブ上の「レ」を使う
(第9倍音を強調)などなど…
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