acidman「赤橙」のAメロのコード進行について

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  • あぶりサーモン
      あぶりサーモン

      Aメロのコード進行耳コピしてみたところ、
      Cm9→B♭M7→Am7→Ddim→D
      Ⅱm9→ⅠM7→Ⅶm7→Ⅲdim→D
      となっていると思うのですが、後半から(Am7)わかりません。
      Ⅶm7はⅥm7に着地するツーファイブワン(7-3-6)に使用されると考えていたのですが、この曲はⅡm9に着地しています。Ⅲdimが使われる理由もよくわかりません。
      どなたかこの進行の意図を教えてくださると幸いです。

      きたかみさん
      きたかみさん
        きたかみさん

        赤橙懐かしいですね。軽音部の時に弾き語りしました(*’ω’*)

        耳コピ&コードサイトを見てみましたところ、全体の和音は

        EbM7 BbM7 Am7 D
        ⅣM7 ⅠM7 Ⅶm7 Ⅲ

        が合ってそうです。
        (Ⅲdimは無かったですがアプローチのコードの選択肢としてはありです)

        ギターパートは

        Cm9 (x3x33x)
        BbM7(x1323x)
        Am7 (x0201x)
        D5 (x577xx)

        ベースパートは

        EbM7(Root)~(M3rd R M7th)
        BbM7(Root)~(R M3rd P5th)
        Am7 (Root)~(R m3rd M3rd)
        D (Root)~(R M3rd P4th P5th P4th M3rd R , R M7th R →(Ebへ)

        という感じでした(`・ω・´)

        key Gm : Bb でGm寄りのフレキシブルな短調と思った方がいいと思います。
        Aメロ廻しのおしりがDだからですね。D→Gmを思わせてフェイントしてます。
        (そのDもパワーコードとかトライアドにして弱くしてます)
        “quest”のクラシック短調の項目に
        「key AmのトニックはAmとF」
        っていう解説があります。
        今回の例だとGmとEbがトニックなのでD→Ebは短調的な偽終止ってことになります。

        Dの7th力が弱くされているのとEbに偽終止するのは
        key Gmのどん暗さを避けるためだと思われます。
        それゆえにAm7-5が避けられてAm7になってます。

        このⅦm7(並行長調視点)は短調から見るとⅡm7になりますので、
        Gメロディックマイナーの二番目のコード(Dol b2)ってことになります。

        でもでも、たぶんGナチュラルマイナーから出来るだけ離れたくない曲なんだと思いますので、
        引き算のパワーコードやトライアドを選択するのがいいと思います。

        Dトライアドの時間が長くて暇感があるのでC/D → D とかおすすめです。
        ギターボイシングのDは3rdがtopにしがちなので原曲重視ならパワーコードがいいです。

        ベースのEbとギターのCm9で合わせてEbM7を作ってますので
        ギターをCm7にすると結構違和感があります。
        バンド全体でボイシングが考えられているのって素晴らしいと思います(*’ω’*)

        Bメロになると明らかにBbの長調になりますね。
        Gsus4 G なところにピカルディ感ゼロです(個人的な感想)

        サビ入りのG F Eb の感じってロック/ポップスだなぁってなりますね~。
        たぶんサビがところどころ歌いにくいと思うんですけど
        このGがセカンダリドミナントとしての強進行をしない事と
        メロディーがGのm3rdを歌っていることがカギになってそうですね。
        コードだけ見るとGキーでⅠ Ⅶb Ⅵb の動きで
        ブルース/ロックな感じなんですけど歌はBbの長調のままなんですよね。

        (何が言いたいのん?)

        ・このGはCmに向かう物ですがEbM7に偽終止してます。Fは経過コードです。
        ・後半にEm7-5(Ⅳ#m7-5)が出てきます
        ・G7+5 EbM7 (偽終止)も出てきます

        まとめます。

        ポップスは並行関係の長調と短調がフレキシブルで
        短調を爽やかにしたいときに和音を引き算したり旋律的短音階を借用したりする。
        なので長調視点でⅦm7とかが出てきます。

        分析していてⅦm7は最近よく出会います。
        Ⅶm7が出てくる私の分析動画の宣伝します(*´▽`*)

        楽譜を読む close to you 【藤学】

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