コードが変位しメロディがキャンセルの逆について

ホーム チャンネル 音楽理論 自由派音楽理論 コードが変位しメロディがキャンセルの逆について

  • このトピックには16件の返信、4人の参加者があり、最後にひるりゅーひるりゅーにより4年前に更新されました。
17件の投稿を表示中 - 1 - 17件目 (全17件中)
  • 投稿者
    投稿
  • 月屑
      月屑

      はじめまして。月屑といいます。
      ちょっと気になることがあってはじめて質問(というよりも照会?)させていただきます。
      よろしくお願いいたします。

      首記のものは結構ポピュラーな音楽の中にはあるのかなと思っているのですが、
      1つの調性が成立しているような聴感の中で、この逆となっているような例ってあるのでしょうか。

      ちょっと言葉が下手で伝わりにくいかと思いますが、メロディonⅢでの例を書いてみると以下のような形です。

      ▼例(基準)
      in C(or in Am)で、

       ラーソーファーミファ
        F          

       ソーファーミーレミ
       Em7

       ドーラー
       Am

      って基本があったときに、

      ▼よくあるようなもの
       ラーソーファーミファ
        F          

       ソーファーミーレミ
       E7

       ドーラー

       → これはコードが変位しメロディがキャンセル。

      ▼逆
       ラーソーファーミファ
        F          

       ソ♯ーファーミーレミ
       Em7

       ドーラー
       Am

       → この例だと同一調性内としてはしっくり来ない。。。

      これはあくまでⅢ7上のm3/M3の共存例ですが、その他含めて「メロディが変位」「コードがそのまま」のようなもので同一調性としてしっくりくる例をご存じであれば知りたいです。
      なんとなくですが、個人的に「同一調性」の保持条件として
       ・変位する場合、メロディとコードあるいはコードのみ
      のような条件があるのではないかなって気がしています。

      よろしくお願いいたします。
       

      ひるりゅー
        ひるりゅー

        「同一調性」ってのがイマイチピンときてないので、間違ってたらすいません

        ドシラソーソラシ
        C

        ドラソファーミファソ
        FM7

        ラーミーレドレミ……
        F#m7 G7

        みたいなのがあった時

        ちょっとメロディを工夫して

        ドシラソーソラシ
        C

        ラbソファーミファソ
        FM7

        ラーミーレドレミ……
        F#m7 G7

        メロディは変位したけどコードは変わらない的な……(違う?)

        国語力が無さすぎて質問の意味を余り理解できてないです…ごめんなさい

        月屑
        ひるりゅー
          ひるりゅー

          ブルーノート的なメロディを鳴らした時に偶然できるものとは違うのかな…?

          メロディが変位、コードはそのまま」っていうだけだと自分が言ったようにFM7上でAb鳴らすとか、あとはCM7上でBb鳴らすとか、F#m7(-5)上でF鳴らしたり色々あるけど、それが「同一調性内」なのかはわからないです……

          個人的にも気になるので誰か頭のいい人来ないかな(他人任せ)

          月屑
          plugmon
            plugmon

            気になる話題だったので、メロディ編の楽譜を使い回して画像を作りました。

            コードがキャンセル

            ハーモナイズの理論からすると、メロディは誰かが自分の半音下を弾いてジャマしてくることを嫌います。シャープ系でメロディだけが変位すると必然的に伴奏隊が半音下を突いてくる事になるので、健全にサウンドさせることは難しいと予想されます。シャープ系コードでメロがキャンセルできるのも、メロの方が配置として上方にいることが前提です。

            逆にメロディが単独でフラット方向に変位するのであれば、変位前の音とは長7度関係になるので差し込むのは幾分容易なはずで、ブルーノートがそれですね。
            ので探すとすればフラット方面だと思うんですけど、さあなんか曲例あるかと言われると、パッとは思い浮かばないですね・・・

            月屑
            月屑
              月屑

              少し訂正しました:
              ==
              しろくまさん、plugmonさんありがとうございます。

              「同一調性」って自分でも明確に定義できてないような雰囲気言葉を使ってすみません。。。
              聴いてる人の聴感に大きく依存すると思うのでなんとも言語表現しにくいのですが、
               ・「1つの調性・世界観の中にいる」VS「調性破綻に感じるor調性が複数あるように感じる。複数調性の重ね合わせに感じる」
               ・「同じ音楽世界にいると感じる」VS「別の音楽世界の境界線が認識される」
              といいますか…すみません、やはり感覚の言語化が難しいです。。

              「変位」という言葉も、どこを基準に取るか次第でどっちが変位してるの?って話ですね。
              聞く人に大きく依存しちゃうジャッジしにくいテーマで、すみません。

              例えばこれの冒頭1分間くらいとかはどう聴こえますでしょうか…?
               George Baker- Little Green Bag
              聴く人の心情に強く依存すると思うんですが、個人的には
               ベース域がGマイナー調
               ギターがGメジャー調
               ボーカルがGマイナー調
              のような状態なんかは、「聴いてるときの心情をGメジャー調に持っていけば」ボーカルが逸脱状態で形式上は僕が照会してるケースのようになりますが、
              個人的には「同一」の調性に聴こえず、「複数の別々の調性を集めて重ねました」のような分断された調性のがっちゃんこのように聴こえまして…。

              逆に冒頭例示した「ソ on E7 in AmKey」は、個人の聴感ですが複数の調性を感じられず、ソが調性に溶け込んでるように感じられるんです。

              しろくまさん、例示ありがごうございます。
              手元のピアノ音源で聴いた感じだと個人的には複数の調性が重なってるような感じを憶えました。
              感覚論に近くてなんとも…すみません;;

              何かいい例があると嬉しいです。

              ひるりゅー
              ひるりゅー
                ひるりゅー

                なるほど……僕が出した例示は

                コードがCメジャーキー

                メロディがFマイナーキー(もしくはその他短調)

                という風に二つの調が同時進行している様に聞こえてしまう → 同一調性外

                という事であってますか?

                ちょっと色々試してみます

                ひるりゅー
                  ひるりゅー

                  ふと思ったんですけど、変位のキャンセル自体にそもそも下方向への傾性が働いているような気がします。(知ってたらごめんなさい)
                  書いていたら、長文になってしまいました。

                  (高校生なので、わかりづらいところがあるかもしれませんが、ご了承下さい…)

                  まず、メロディ編Ⅳ章 傾性と変位のキャンセル(https://soundquest.jp/quest/melody/melody-mv4/cancel-alteration/)

                  の §3 変位のキャンセル で例示している楽譜を見てみてください

                  ここでは変位のキャンセルとしてE7上でソの音を、D7上でファの音をメロディが取っています。

                  でも問題はそこではなくて、その後のメロディライン

                  ミファソファ|
                  E7       |Am7

                  ファミー
                  D7

                  変位のキャンセルを行った後に、メロディが下がって解決することが圧倒的に多いんですよ。(なお後に「V#dim7でもソ♮を選択可能」という話の例として for フルーツバスケット – 岡崎律子 という曲を乗せていますが、

                  (わかりやすいようにAmkeyに移調してあります)

                  きみがわらい
                  レレレミファ
                  G       | G#dim7

                  と変位のキャンセルをしたあと

                  かけて
                  ファミレ
                  G#dim7 | Am

                  とやっぱりメロディが下がります。)

                  このことから「そもそも変位のキャンセルをした時点で既に下方向への重力(傾性)が生まれている」という仮説をたてました。

                  この仮説に基づいて考えてみると、個人的に色々合点がいくことがあって、その一つが月屑さんが言っていた同一調性内でのメロディの変位です。

                  月屑さんがだしていた例は、コードがEm7、メロディが変位してG#、ということでしたが

                  シャープした音は上へ、フラットした音は下へと傾性が働く

                  ということがわかっていれば、「変位のキャンセル」としてG#が使えないのがわかります。(変位のキャンセルは下への傾性が働いている、シャープした音は上への傾性が働いている、ここで食い違いが起こるわけです)

                  それに対しブルーノートは基本的にはbをつけます。
                  Amkey上で

                  ドレミb
                  Am7

                  と鳴らした後、僕は

                  ドレミbレド
                  Am7

                  と下がりたくなります。
                  ミbはAm7とぶつかってしまう音ですが、bがもつ引力のお陰で、何とか成り立っている。とすると、やはり「メロディのみ変位」ということだとbが圧倒的に使いやすい。

                  しかし、「同一調性」というのがなかなか厄介で、bだとどうしてもCmkeyからの借用、とか他の調から引っ張って来ているように聞こえてしまいます。

                  なので、僕が思う「同一調性」の保持条件は

                  メロディがダイアトニック(基準となる調性内の音)である

                  ということだと感じます。

                  「冒頭例示した「ソ on E7 in AmKey」は、個人の聴感ですが複数の調性を感じられず、ソが調性に溶け込んでるように感じられるんです。」

                  それは何故か?

                  ラーソーファーミファ
                  F          
                  ーファーミーレミ
                  E7
                  ドーラー

                  → 変位のキャンセルをした結果、メロディはというAmkeyに対してダイアトニックな音を使っている → Amkeyにメロディが溶け込む、「同一調性を保っている

                  ラーソーファーミファ
                  F          
                  ソ♯ーファーミーレミ
                  Em7
                  ドーラー
                  Am

                  → メロディが変位した結果、ソ#というAmkeyに対してノンダイアトニックな音を使っている → メロディが浮く、「同一調性内」としてはしっくり来ない

                  僕がだした例だと

                  ドシラソーソラシ
                  C
                  ラbソファーミファソ
                  FM7

                  → メロディが変位した結果、ラbというAmkeyに対してノンダイアトニックな音を使っている → (フラットのため)メロディとしては自然だが、「同一調性内」としてはしっくり来ない

                  つまり、メロディが

                  基準となるキーに対して

                  ダイアトニックである → 同一調性内
                  ノンダイアトニックである → 同一調性外

                  変位した音が

                  シャープである → 違和感
                  フラットである → 自然

                  こういうことだと思います。

                  なので例えば

                  D7上で、ファを鳴らした。

                  その後に下がって行けばメロディ的には自然Amkeyに対してダイアトニックだから、「同一調性」を保っているように聞こえる

                  みたいに分析できる…(使えるかはわからない)

                  なので僕の結論としては、

                  「メロディが変位」「コードがそのまま」のようなもので同一調性としてしっくりくるもの無い!(変位した時点で、基準となる調に対してノンダイアトニックになってしまうから)

                  「メロディが変位」「コードがそのまま」だけ(同一調性外でもいい)なら可能フラット限定

                  ということです……どうでしょうか……!

                  ヤマト
                    ヤマト

                    聖少女領域のBメロに存在してました。
                    始めの「ひーとり~」の部分、コードがAですがメロディは「ミミ#F#」と進行します。
                    この「ミ#」が「F♮」とするか否かですが、上に解決していっているので「ミ#」としてもいいのではないでしょうか。
                    だめかな、だめかも。

                    もっとも、直前でそもそも「ミ」が鳴っていて、範囲全てで変異しているわけじゃないので、そぐわないかもしれません。
                    このような経過音としての使用例は他にもあると思いますが、ぱっと調べた範囲だと非和声音の変位だらけで、見つけられませんでした。

                    月屑
                      月屑

                      しろくまさん

                      色々ありがとうございます!
                      (そしてかなり前にレス頂いてた…すみません;;)

                      大変興味深かったです!
                      示されている「変位をキャンセルした音の傾性が下に働く」の例は確かにって思いました。

                      「変位のキャンセル」としてG#が使えないのがわかります。

                      すみません、ちょっと表現がわからなかったです。
                      上記ケースについてはG♯は変位側であって、キャンセルをかけてるのはコード(Em7)側かなって思いました。
                      (変位って言葉を正しく理解してないかも、、すみません)

                      「同一調性」の保持条件は
                      ・メロディがダイアトニック(基準となる調性内の音)である

                      これ正に同じこと思ってまして、もっと広義にはダイアトニックでなくても、

                      • 直前までに心が浸っていた調性(僕は勝手に調性の残り香と呼んでます)からの乖離を許容するのは「メロディとコードあるいはコードのみ」

                      なのかなっていう考えです。細かく言うとダイアトニックと同型なものからなる調性にはそれ自体の重力があって一概には言えないとかなんだとかごにょごにょ…こまごま考えてます(誘導になるので貼りませんが自然調性というダイアトニックの性質を7CM理論という理論の中で考えてます)

                      そしてまさに「メロディが」と書かれているように、「基準となる調性内に乗っからないといけない」のは「メロディ」で、
                      「メロディは逸脱」×「コードが調性内」のような例はないのかなってのが本テーマです。
                      最後に書かれている結論の後半(前半でした、訂正…)は同意見ですね…!
                      何かそうでない例あるのかなぁ…

                      変位した音が

                      シャープである → 違和感
                      フラットである → 自然

                      これについては、上記広義についても言えるのかな??ってところを切り分ける例を考えてみました。
                      簡単に言えば先の例では「変位=♯方面」であったのに対し、「変位=♭方面」というシチュエーションを作り、
                      その中で「♭するコード」「♭するメロディ」それらをどう感じるか、という検証です。

                      ちょっと以降の表記では
                       メロディ on コード (in 調性)
                      って簡略化して書いちゃいます。
                      元の例について、整理して再掲するとこんな感じでしょうか。

                      ■元のケース
                       ①ソ  on Em7 (in Aマイナー調性)
                       ②ソ♯ on E7 (in Aマイナー調性)
                       ③ソ  on E7 (in Aマイナー調性)
                       ④ソ♯ on Em7 (in Aマイナー調性)

                      ■状態(:以降)と聴感(→以降)
                       ①:メロディとコードは同じ調性
                       ②:メロディとコードは同じ調性
                       ③:メロディが変位キャンセル(♯を♭側に)→許容できるね
                       ④:コードが変位キャンセル(♯を♭側に)→これはちょっと…?(今回のテーマ)

                      で、「その瞬間までに心が効き馴染んでいた調性からのメロディのみの乖離がダメ」なのか、
                      仰るとおり「♯がダメ」なのか、「♭側がダメに聴こえるのか」等を切り分けれそうな「♭の例」を考えてみました。

                      ■サンプル(何度か聴いて心の中をDドリアン状態に浸します)
                      1|ラシドシ on Dm (in Dドリアン)
                      2|シドレド on G (in Dドリアン)
                      3|レミレド on Dm (in Dドリアン)
                      4|レーーー on Dm (in Dドリアン)

                      ■4パターン確認
                      1|ラシドシ on Dm (in Dドリアン)
                      2|以下のいずれか
                       ①シ ドレド on G
                       ②シ♭ドレド on Gm
                       ③シ ドレド on Gm
                       ④シ♭ドレド on G
                      3|レミレド on Dm (in Dドリアン)
                      4|レーーー on Dm (in Dドリアン)

                      ■状態(:以降)と聴感(→以降)
                      ①:メロディとコードは同じ調性?空間→普通
                      ②:メロディとコードは同じ調性?空間→普通
                      ③:メロディが変位キャンセル(今回は♭を♯側に)→?
                      ④:コードが変位キャンセル(今回は♭を♯側に)→?

                      どうでしょうか?
                      個人的には、やはり③が許容できる同一調性的な感じを受けて(音高や音色次第でドキっとすることもありますが)、
                      ④には「突然ですがメロディは一旦別世界へ行ってきますね」ってくらいの調性の違和感を憶えました。

                      なんとなく、

                      • メロディは聴いてる人自身、そのため調性から逸脱したくない重力がある
                      • コードは聴いている人を囲う出来事、そのため逸脱した景色を見せてもいいし、メロディもそっちに着いて行ってもいい

                      みたいな感覚があって、♭方面だけの固有事象として限定されないんじゃないかなってちょっと感じました。
                      …ってもちろん聴感は人に依るかもですね、、どうなんでしょうか…

                      ひるりゅー
                      月屑
                        月屑

                        ヤマトさん

                        ありがとうございます!
                        今聞いてみました。
                         ミ♯ on A/C♯(=ミ♮含む)
                        の例ってことですよね。
                        …難しいですね…汗

                        正解はわかりませんが、個人的な聴感では
                         ミ – ファ – ファ♯ ソ ~ on A/C♯
                        に聴こえて
                         ファ ⇔ ファ♯
                        の間に分断(非同一感)を感じました。クロマティックな経過音といいますか…
                        すみません。。。

                        ひるりゅー
                          ひるりゅー

                          (削除済み)

                          ひるりゅー
                            ひるりゅー

                            「その瞬間までに心が効き馴染んでいた調性からのメロディのみの乖離がダメ」なのか、について。

                            僕の考えでは、それもあると思います。

                            「コードよりも、メロディの方が優先順位が高い」という前提だと、メロディのみの乖離というのは、メロディがそっちの色彩を混ぜることだと思います。

                            僕が最初ら辺で言った

                            ドシラソーソラシ
                            C

                            ラbソファーミファソ
                            FM7

                            というのも、

                            コードがFM7を鳴らしてる中、メロディがラbを取る

                            FM7Fm的なカラーを混ぜる

                            感じに聞こえます。
                            (複数の調性が重なっているように聴こえるのも、メロディの影響力が強いからです。)

                            「心が効き馴染んでいた調性からのメロディのみの乖離」を行った瞬間、必然的に複数の調性が重なるものだと思っています。

                            E7 on G に関して

                            メロディが取っているのは、あくまで調性内の音ですから、そこまでの違和感を感じません。
                            (何回も言っていますが、メロディの影響力はかなり強いので、いくらノンダイアトニックコードを鳴らそうが、メロディが調性内の音を取っていたら、同一調性内にいるように感じます→メロディの優先順位が高い

                            Em7 on G#が
                            「コードが変位のキャンセルをしている」ように感じるのか、
                            「あくまでメロディが変位しているだけ」のように感じるのか。(僕はこっち)

                            予想ですが、多くの人が「メロディが変位している」ように感じると思います。コードというのはあくまで楽曲全体の雰囲気づけのようなものであって、メロディの影響力には勝てないような気がします。(多分、引力も関係してる)

                            というのが、僕の今のところの考えです。

                            月屑
                              月屑

                              しろくまさん

                              レスありがとうございます!

                              ③に関しては短九度の響きが(僕は)ちょっと聞き慣れていないので、すごい違和感を覚えます…
                              ただ、「同一調性的」というのはすごいわかります。一時転調した時特有の響きがない感じがします
                              ④に関しては月屑さんと同じで、メロディだけ少し遊んでるってイメージです
                              でもやっぱり、メロディがbしたら下がりたくなってしまう……

                              参考になります!

                              でもやっぱり、メロディがbしたら下がりたくなってしまう……

                              本件とは別テーマの話ですが、(以下逸れちゃって恐縮ですが…)僕も同じ感覚です!
                              もっというと(音域と中心音との関係にもよりますが)音は近い隣接音(かつ別幹音)へ寄ってく性質があると思ってて、
                              その原理ゆえに♯変化したものは上行、♭変化したものは下行引力が働くのかなって考えです。
                              身近な例だと、メロディックマイナーの上行下行の話だったり、例えばベース音in Cキーなんかで
                              ・♭B→Cの動力 < B→Cの動力(導音的アプローチ)
                              ・D→Cの動力 < D♭→Cの動力(裏的アプローチ)
                              のように隣接距離が近い方が中心音への引力が強くなるように感じたり。

                              またメロディが変位、コードが変位のキャンセル、の話は僕の書き方で誤解を与えてしまってるようですみません。。

                              Em7 on G#が
                              「コードが変位のキャンセルをしている」ように感じるのか、
                              「あくまでメロディが変位しているだけ」のように感じるのか。(僕はこっち)

                              これは僕も同じですよ!書きたかったのはどっちに聞こえるかではなくて、それ以前の話で

                              • 変位する人
                              • 変位をキャンセル人

                              って役割が2つあって、しろくまさんの

                              「変位のキャンセル」としてG#が使えない

                              という表現が「あれ?このケースはメロディが変位(の枠割)じゃないの?キャンセルの役割じゃなくって」って思ってのことでした。
                              コードがキャンセルしてるように聞こえるって話ではないです。メロディ変位に僕も感じますよ。

                              「心が効き馴染んでいた調性からのメロディのみの乖離」を行った瞬間、必然的に複数の調性が重なるものだと思っています。

                              これも同じで、簡単な例でだとモーダルやハーモニックマイナー状態なんかも

                              • ・Cミクソリディアン状態/Cメジャー上の
                              • ・Cハーモニックマイナー状態/Cマイナー上の

                              のように分数のような多層状態に変化しているって考えてます(本論と関係ないノイズのあるわかりにくい図ですみません)
                              Mixo/NMとHm/Nm

                              メロディの影響力が強いって仰ってるのも僕の冒頭の主張と同じかなって思ってます。
                              影響が大きいゆえに

                              • コードとメロディが変位
                              • コードだけが変位

                              というケースにおいては、同一調性感・統一感・乖離感の少なさを感じるものの

                              • コードはそのままメロディだけが変位

                              はその影響の大きさ故に上記が欠落してしまい扱い難い(と僕は感じてるで、実際の使用例ってあるのかな?というのが本トピック)

                              コードというのはあくまで楽曲全体の雰囲気づけのようなものであって、メロディの影響力には勝てないような気がします。

                              こちらも同じ話で正にって思っていて、

                              • メロディは聴者の心が追いかけてしまって、聴者自身の投影
                              • コードは出来事でメロディに働きかける動機(ここにいたいトニック、動きたいドミナント、など出来事)
                              • 調性はそれらを包含する世界

                              のように思ってます。(ここに書いているような層/役割のように考えてます。)

                              脱線させてしまいすみません…汗

                              ひるりゅー
                                ひるりゅー

                                あれ? なんかすごい誤解してたみたいです…ごめんなさい

                                「コードはそのままメロディだけが変位」に関してはやっぱり扱いづらいですよね…
                                僕は扱いづらいどころか、絶対使えないぐらいの気持ちでいるので

                                変位に関しては
                                メロディが#するパターンと、bするパターンがありますが、

                                「コードはそのまま、メロディが#」だと、どうしてもコードとメロディの間に短九度ができてしまうので…
                                「コードはそのまま、メロディがb」だと、響き的には問題ないですが、複調的な感じがでてしまうので…

                                使用例とかないと思うんですがね

                                月屑
                                月屑
                                  月屑

                                  しろくまさん

                                  誤解解けてよかったです…w
                                  主題を言い換えると(うる覚えですが、しろくまさんが確か書かれていた例の)「先輩」「後輩」という主従状態が心理事象として存在してるよね、って主張でもありますね。逆転の例はあるかな?っていう。

                                  ただ時間軸上での重なりってのもあるから、その辺はジャッジが難しそうですね。
                                  (形式上は「ある瞬間に存在した」ってなっても、パート毎に時間差で調性の層を持てる気がしていて。)

                                  引き続きご存じの方やアイデア等ある方いましたらよろしくお願いいたします。

                                  月屑
                                    月屑

                                    ちょっと僕の下手な「♭側の例」よりもいいものが季節がら聞こえてきたので共有しておきます。
                                    モードをベースにする必要なかったなぁ…w
                                    「サンタが街にやってくる」の(以下 in Cキーとして)

                                    待ちきな on C7 in Cメジャー
                                    ドレドド~ on C7 in Cメジャー
                                    が、シ♮ on C7(=ド、ミ、ソ、シ♭)ですね。

                                    ※ここの調性の捉え方はもう一掘り話がありそうですけどね…

                                    ひるりゅー
                                      ひるりゅー

                                      ほんとですね! 経過音的に使ったら意外と可能かもしれないですね…

                                      七度とぶつかる例として一応、秦基博さんの「ひまわりの約束」で(以下、key=C-major)

                                      いつも君
                                      ドソファミファファー
                                      FM7 F#m7(-5)

                                      のところでF#m7(-5)上でF鳴らしてて、思いっきり構成音のミとぶつかってるんですよね……しかも経過音ならまだしも、ロングトーンの時にぶつけてて、個人的には結構気になる響きなんですが……そんな露骨な不協和は感じないです(僕だけかも)

                                      ここら辺の謎が解けたら、応用できそうな気はしますけどね……

                                      yuta
                                    17件の投稿を表示中 - 1 - 17件目 (全17件中)

                                    このトピックに返信するにはログインが必要です。