>多少は音感があって「ドレミファソラシド」と一回弾いてからそのうちランダムに1音鳴らしたらその1音がなんの音かわかるくらいです。
おそらく、それは相対音感ですね。相対音感は後天的に習得することも、鍛えることもできる音感であるとされています。
このサイトでも絶対音感よりも相対音感を養うことが大事であると述べられています。そのため、全く相対音感を持たない方よりかは、音感がある方だと思います。
私の場合、相対音感ではなく絶対音感を持っています。が、絶対音感は固定ドで聴き取ることに特化していて、移動ドで聴き取ることが難しいので、
私も同じく「ファの音が鳴ってない…?この曲はGMajorだからファの音は…ド?あ~確かに鳴ってないけど…言われないと分からないなぁ」と思いながら記事を読んでいました。
最初のうちは「聴き取れないけどまぁいっか」の精神でいても大丈夫だと思います。
というのも、理論を学んで、音楽を制作して、好きな曲を分析して…といううちに、相対音感がより明確に養われていくからです。
それで、しばらく慣れてからもう一度メロディ編第1章を読み直してみると、分かるようになっているかもしれません。
それが身体で分かるようになれば、理論を「理解」ではなく「体得」したことになるのだと思います。
余談ですが、このサイトはフリーシナリオ制ですので、多少分からないことがあっても無視して先に進むことも可能です。
私の場合、シェルの理論が猛烈に知りたかったので、メロディ編第2章を読んだあと、第3章をすっ飛ばして4章の前半を先に読みました。
確かに理解は難しかったのですが「おおよそこういうことを学ぶんだなぁ」と分かり、果てしなく長く見える音楽理論の道の全貌が少し見えたという側面がありました。
そして、これが一番重要なのですが、先述した通り、同じ記事を何度も読み直すこと…。
そうすることで、最初は分からなかったことも、音楽制作の経験や音感の成長、理論の「体得」などが要因となって「いつの間にか分かるようになっていた」ということがよくあります。
勉強を始めてまだ1週間でしたら、まだまだこれから成長の余地があると思います。
ぜひ、頑張ってください。
P.S.
余談ですが、相対音感がない私でも「あ、これはファの音っぽいな」というのは感じられるようになりました。
なんというか、独特の「エもさ」というか、半音の滑らかさ(=弱々しさ、繊細さでもある)を感じるんです。
特に、サビ前でミとファを連打するメロディは「すごくサビ前らしい焦らしだなぁ」と感じられるようになりました。
好きな曲で「なんだかこの音、気になるな…」というものがあったら、それがキーのなかで何番目の音なのか調べてみてください。
そうしたら「こういう感じ=○番目の音だ」みたいな感じで、感覚を養えるかもしれません。