ホーム › チャンネル › 音楽理論 › 自由派音楽理論 › 傾性と調性引力論と暗意実現モデル
調性引力論とマイヤーの暗意実現モデルって割と似通ってないですか?もっとも調性引力論のが具体的ですが。影響を受けてたりするのでしょうか?
「暗意実現モデル」というのは初めて知りました。
「調性引力論」の内容というのはおおよそが19世紀後半〜20世紀初頭ごろの書籍でも普通に見られる「慣習的に作られた体験則の寄せ集め」のようなもので、それゆえ具体的です。
20世紀になってから本格的に心理学の分野と音楽理論のクロスオーバーが盛んになり、そこでこうした体験則のさらなる抽象化と実証が試みられ、「暗意実現モデル」もその流れの中のひとつだと思います。調性引力論の中でも例えば「慣性」という語は、その心理学分野での語彙を引っ張ってきています。 ですので「暗意実現モデル」からの直接の影響ということはないですが、心理学分野の研究で理論をまとめるのに便利なものを見つけたらそれを使わせてもらっている…という感じです。これはコード理論の方でも同様です。
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