SoundQuestは、「音楽理論の学習コンテンツ」と「音楽理論・DTMに関する質問や交流ができる掲示板」からなる個人サイトです。
一部の記事(コード編VI-VIII章)の閲覧や、掲示板への投稿にはアカウント登録が必要となります。
SoundQuestは個人サイトですが、一貫したスタンスで情報を提供し続けるために、ミッションとビジョンを持って活動します。
ミッション
Diversity in Theory
音楽の多様性を理論で支える
西洋音楽理論の在り方は、常に社会情勢と共に変化してきました。宗教と強く結びついた時代もあれば、科学と強く結びついた時代もありました。そして21世紀は、平等と多様性の時代です。画一的な価値基準を定めたり、優劣を決めるために争うより、多様な考えを理解しあうことで世界が豊かになることに人類が気づいた時代です。これは社会そのものだけでなく、音楽の世界においても同じことです。
このような時代においては、理論もまた一つの正解を規定する存在としてではなく、多様な音楽への興味と理解を促進させる存在であることが求められます。理論自身が文化の架け橋となり、音楽の発展を支える。異なる文化や異なる価値観を尊重し合う大切さを、理論自身が伝える。それが21世紀の音楽理論の果たすべき使命だと考えます。
ビジョン
Ubiquity of Theory
音楽理論が息づく社会をつくる
SoundQuestが目指すのは、音楽理論が日常に息づく世界です。音楽をする人たちの間で理論を知ることが当たり前になっている世界です。多様な音楽に合わせて多様な音楽理論が争うことなく共存し、人々が理論にまつわるヘイトに脅かされることなく澄み切った気持ちで理論について語り学ぶことができる世界です。その未来に向かっていけるよう、SoundQuestは自由と多様性を尊重した音楽理論の体系と課程のモデルを提示し、その理想系を追求し続けます。
SoundQuestは、いち個人が運営する完全な個人サイトです。このサイトの前身となっているのは、2010年9月に開設された音楽理論・DTMの情報WEBサイト、「音楽理論のSONIQA」です。SONIQAは「個人サイト」というものがまだ盛んだった当時に、音楽理論を分かりやすく世に伝えることを目標に作られました。
小さなウェブサイトでしたが、一般的な音楽理論書とは異なった順のカリキュラム、古典派理論とポピュラー理論の分離、メロディに関する理論、禁則の「破り方」を実例と共に解説するなど、改革的な方針はこの設立当時から既に確立されていました。
2015年に一度サイトを休止し、それから長い準備期間を経て「自由派音楽理論」という流派の名を掲げて2018年に復活したのが、このSoundQuestです。開設時から比べると時代は変わり、個人が情報を編成する「個人サイト」は随分と減ってしまって、今や営利目的でない巨大な個人サイトの存在は奇異に映りすらするかもしれません。でもSoundQuestは、ただ昔から変わらない形で運営を続けているだけです。このサイトは、2000年代にあった“古き良きインターネッツ”の生き残りなのです。